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ブクマ必須!繰返し見て叩き込むモチベーションの上げ方10選

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「やらなきゃいけないことはわかっているのに中々取りかかれない・・・」

こんなふうに悩んでいる人は意外と多いのではないでしょうか?人間は本能的に楽をしようとするため、モチベーションが下がることはおかしいことではありません。でも、「モチベーションが上がれば、取り組みやすいのにな」と感じることもまた事実です。

本記事では、

  • モチベーションについて
  • モチベーションの種類
  • モチベーション低下の原因
  • モチベーション向上のための実践的なアプローチ10選
  • 5つのモチベーション理論
  • モチベーションが上がることで得られる効果

について解説します。

この記事を書いた人
佐々木大輔

テクニカルサポート経験を活かして、IT系の記事を中心に活動するフリーランスライター。サラリーマンをしながら副業でライターを3年経験したあとに脱サラ。現在はWeb記事だけでなく、ホワイトペーパーや展示会資料などBtoBコンテンツの制作を行っている。

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モチベーションとは?

はじめに、モチベーションとはそもそもどのようなものかについて前提を解説します。

モチベーションの意味

モチベーションは、物事をする際の動機付け、目的意識のことを言います。より平易な言葉では「やる気」や「やりがい」といった意味合いで使われることが多いです。モチベーションが高ければ、意欲的に取り組むことができ、競争やコミュニケーションなどに良い影響を与えます。一方でモチベーションが低いと、うつなどの精神疾患に繋がる可能性があります。

モチベーションは1950年代に研究された「モチベーション理論」によって広く知られるようになりました。初期のモチベーション理論では「人は何によって動機づけられるのか」といった動機付けに関する研究がされていましたが、現在は「人はどうやって動機づけられるのか」という「動機づけのプロセス」が注目されています。

モチベーションの種類

一言で「モチベーション」といっても、2つの種類があります。ここでは、

  • 外発的動機づけ
  • 内発的動機づけ

について解説します。

外発的動機付け

外発的動機付けは目的意識を自分の外に置くものです。即効性があることが特徴です。例えば、働く理由として、福利厚生がしっかりしている、経済的に安定する、給与額が満足行く水準などの理由が挙げられます。

ただし、目的が達成されてしまうと、「手を抜いても大丈夫」、「周りより頑張っても見返りがない」などと感じてしまい、モチベーションが下がってしまう可能性があります。そのため、定期的に目的や目標、ゴールを再設定するなどの工夫が必要です。

内発的動機付け

内発的動機づけは自分の興味や関心を起点にした意識の向上のことを指します。嫌々取り組むわけではなく、報酬を目的にするわけでもありません。行動そのものに楽しみを感じ、満足して、更にモチベーションをアップさせます。自分がどんなことに興味があるのかを分析して、取り組むといいかもしれません。

仕事のモチベーション低下の原因

自分のモチベーションを上げる、維持するためには、どのようなことがモチベーションの低下を招くのかを知ることも重要です。ここでは仕事に対してモチベーションが下がる原因について解説します。

不明確または過度な目標

ゴールの見えないまま闇雲に頑張ろうとしても中々難しく、行動は起こしにくくなってしまいます。モチベーションを上げようとする前にゴールや目標をはっきりさせ、何を目指しているかを意識するとよいです。

興味のない仕事とやりがいの欠如

仕事の面白みがなく、興味が沸かないと、内発的動機付けが得られません。同様に仕事の内容が納得、共感できないものだと意義を感じず、これも内発的動機付けが得られません。そのため、モチベーションの維持が難しくなる原因となります。

健康状態がよくない

体調が悪いとモチベーションを上げるのは難しくなります。疲れやイライラ、だるさなどを感じると不調な状態にエネルギーを使ってしまい、仕事に集中できなくなってしまいます。風邪気味、熱っぽいなどの明らかに不調だとわかることもありますが、慢性的な疲労などは本人が気づかないこともあります。

人間関係が良好ではない

周囲の人との関わり方もモチベーションの低下に影響することがあります。自分と同僚の仲がギクシャクしていては、仕事に行きたくないと感じても仕方ないかもしれません。また、自分は関係なくても、同僚同士が不仲でも同様にモチベーションを下げる原因になります。

ただ、環境の力は強く、向上心のある人が周りにいると自分も影響され、モチベーションが上がる要因にもなります。

モチベーション向上のための実践的なアプローチ10選

それでは、実際にモチベーションを上げるための手法を10個紹介します。

1分だけやってみる

モチベーションが無いから、取りかかれないかもしれませんが、まずは1分だけやってみることが大切です。人間は「作業興奮」という仕組みで、取り掛かってからモチベーションが刺激されます。

人間の脳は楽しようとする性質があるため、モチベーションが上がらず取りかかれないことはおかしなことではありません。そのため、作業を細かく細かくして、たった1分だけできることに取り掛かってみましょう。

例えば、資格の勉強なら、教科書を開いて1ページの半分だけ読んでみたり、書き込んだノートを1ページ復習したりと「それくらいならできる」と思える小さなタスクを1分だけ取り掛かってみましょう。

短期と長期の明確な目標設定

前述のように、どこを目指しているかがはっきりしない状態はモチベーションが維持しにくい状態です。そのため、短期と長期の目標設定をする必要があります。長期の目標であれば、「〇〇年後には法人化する」、「年商2,000万円達成する」などがありますが、それに対して、短期目標として「法人化に伴う税理士を探す」、「法人化の節税メリットを得られる年商1,000万円に到達する」などがあります。

わかりやすい目標を設定することで、今取り組んでいることの延長線上に本当に叶えたいゴールがあることを実感できます。

小さくても成功体験を確認する

苦手な仕事や身についた実感のない業務などは少なからずあるものです。それでも、教えてくれる人がいなくてもできるようになったことや本を頼らずともできるようになったこと、お客様に感謝されたことなど、小さくてもできたことを整理してみましょう。

できていることが視覚的にたくさんあることがわかると達成感を感じて、モチベーションが上がります。整理するときはマインドマップを使うことをおすすめします。

楽しいと思える仕事をリストアップする

人間は楽しい、興味がある、好きなことにはモチベーションが自然に刺激され、つまらないことにはモチベーションが起こりにくいものです。その性質を利用して、楽しいと感じる仕事をリストアップすることをおすすめします。

単純に楽しい、面白いと感じる仕事をピックアップするだけでなく、苦手な仕事でもその中の一部は好きだったり得意だったりすることがあります。少しだけでも好きなポイントが見つかればモチベーションに繋がります。

自分の強みを活かす

自分の強みを理解して、活かすことができれば、仕事は楽しくなっていきます。自分の強みを知るためには、日々の業務の中で強みを活かせている仕事がどのようなものか分析をしてみましょう。発想が良かったこと、褒められたこと、手際よくスムーズに進められたこと、集中して取り組めたことなどを発見しましょう。

スキルや経験に自己投資する

どんな仕事でもある程度慣れてくると、職場外で知識をいれることが必要になってきます。業務そのものなら、セールスやマーケティング、接客の知識や経験が手に入れば良い影響があるでしょう。また、最新の情報を知りたい場合などは第一人者が開催するようなセミナーに参加する体験も大切です。

モチベーションが下がっている理由を整理する

なにをしてもモチベーションが出てこないときは、なぜモチベーションが上がらないかを紙に書き出してみましょう。書き出していくとネックになっていた部分が明確になり、知らない間に多くのストレスがあったことに気づくかもしれません。

また、紙に書き出すことで整理されスッキリしてきますし、ペンで書き込む動作で作業興奮を引き出すこともできます。

意欲の高い人と仕事をする

前述のように環境の力はモチベーションに強く影響します。意識の低い人が周りにいれば自分のモチベーションは上がらず、維持できないでしょう。逆に周囲に意識の高い人がいれば「自分も頑張ろう」という気持ちになりやすくなります。

意識高く仕事をしている人の真似をすることもモチベーションアップに繋がります。例えば、話し方や取り組み方の工夫、業務後にしている習慣などをメモして真似てみると良いかもしれません。

休息を取りリフレッシュする

心の健康のためには適度なリフレッシュが不可欠です。仕事や自己研鑽に疲れたら、ゆっくり温泉に浸かったり、自然豊かな場所でリラックスしたりと仕事やスキルアップを考えない時間を作りましょう。

周囲に宣言する

モチベーションを上げる方法としては周囲に宣言することも効果があります。周囲の人に伝えることで「言ったからにはやらなくては」という気持ちになります。気をつけなくてはいけないのは、宣言したことを受け入れてくれるところで言うことです。宣言したことに対して「そんなことできるわけないよ」と言ってくる人がいるところでは、むしろ効果はマイナスになってしまいます。

5つのモチベーション理論

次にモチベーションについての理論を解説します。理論を知れば自分のモチベーションをコントロールできるかもしれません。

マズローの5段階欲求説

マズローの5段階欲求説はアメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した理論です。人間の欲求は5段階で成り立っており、下層の欲求が満たされると次にその上層の欲求を満たそうとすることを説いています。

なお、実は5段階欲求説には続きがあり、自己実現を満たした人間は6段階目を欲すると言われています。それが「自己超越」です。自己超越は個人の利益ではなく、組織や仲間に貢献したいという気持ちのことです。

マズローの5段階欲求

引用:総務省「ICTによる人間の「拡張」の生活・働き方への影響

ハーズバーグの二要因理論

ハーズバーグの二要因理論は仕事の満足度は「動機づけ要因」と「衛生要因」の2つに影響されるという理論です。「動機づけ要因」は達成することや褒められることによって得られるもので、「衛生要因」は給与や福利厚生などの足りていないことによって不満に繋がるものをいいます。

これらはどちらか一方を満たせば良いと言うわけではなく、衛生要因を取り除いてから動機付け要因を満たすようにすることが重要です。

マクレガーのX理論Y理論

アメリカの心理学者のダグラス・マクレガーが提唱した「X理論」と「Y理論」は、動機付けに関する二つの視点を示しています。X理論は人間が仕事を本質的に嫌うと仮定し、命令や強制によって働かせる必要があると考えます。一方で、Y理論は人間が仕事を自然に楽しみ、自ら設定した目標に向かって積極的に取り組むという考え方です。これは性善説に基づいています。

これらの理論は、アブラハム・マズローの欲求5段階説に影響を受けています。現代社会では、基本的な生理的欲求や安全欲求、社会的欲求が満たされやすくなっているため、Y理論がより適用しやすいとされています。

期待理論

期待理論は、ビクター・H・ヴルームによって提案された理論で、モチベーションの決定要因を解明します。この理論は、個人が仕事において期待する結果とその結果に対する報酬の魅力がモチベーションを形成するという考え方です。

例えば、新しい事業戦略を実施すれば企業の利益が増加すると期待すると、その戦略に対するモチベーションが高まります。しかし、その戦略が利益増加にあまり寄与しないと判断される場合、モチベーションは低下する事が考えられます。

また、特定のプロジェクトやスキルセットが収入増加や新しいクライアントの獲得につながると見込めば、その活動に対するモチベーションが高まります。一方で、その活動が収益向上にあまり貢献しないと判断されれば、モチベーションは下がることになります。

この理論は「期待」「道具性」「誘意性」の3つの要素に基づいています。

期待

期待は、自分の努力が特定の成果に結びつくと信じる度合いを指します。これは、「もし私がこの仕事に十分な努力を注げば、成功するだろうか?」という問いに対する内面的な答えです。期待の感覚は、過去の経験、自己のスキル、利用可能な資源、必要なサポートの有無などによって形成されます。

道具性

道具性は、ある成果が次の目標達成に役立つと感じられる度合いです。この概念は、「私がこの目標を達成すれば、望む結果(昇進、報酬、認識など)を得られるだろうか?」という考え方に基づいています。道具性は、報酬や結果が明確で公正に与えられるかどうか、またそれが個人の目標や望みとどのように関連しているかによって決まります。高い道具性は、目標達成が有益であるとの確信を強め、モチベーションを高める要因となります。

誘意性

誘意性は、目標達成によって得られる報酬や結果の魅力の度合いを表します。これは、「私がこの目標を達成したときに得られる報酬や結果は私にとってどの程度価値があるか?」という観点から考えられます。

誘意性は、個人の価値観、欲求、目標に深く関わっており、同じ報酬でも別の人とっては別の魅力を持つ可能性があります。例えば、市場シェアの獲得はある経営者にとって価値のあることと感じるかもしれませんが、シェアの獲得に注力していない経営者にとっては価値は大きくないことが考えられます。

モチベーションが上がることで得られる効果

モチベーションが上がることで得られる効果は次の6つがあります。

  • パフォーマンスの向上
  • 充実感の獲得
  • 新たなチャレンジへの積極的な取り組み
  • あきらめない精神の育成
  • 仕事の質の向上
  • 自信の獲得と精神的強化

パフォーマンスの向上

高いモチベーションは目的意識を鮮明にして、行動の動機付けを明確にします。そのため、個人やチームのパフォーマンスが向上します。目標に向かって必要な行動がはっきりしているため、具体的かつ効率的な取り組みが可能になります。

充実感

何をなぜ行っているのかがはっきりしていると、将来に対する期待が高まり、日々の仕事に対する充実感も増します。この充実感は、自己実現への道をさらに促進する原動力となります。

新たなチャレンジ

高いモチベーションを持つことで、新しいことへの興味や好奇心が刺激され、新たなチャレンジを楽しむ姿勢が育まれます。これは個人の成長にもつながり、組織全体の革新を促進する可能性を秘めています。

あきらめない精神

目的意識を持つことで、困難に直面しても諦めずに目標達成に向けて努力を続けることができます。目標に対する明確な意識は、挑戦を続ける力を提供します。

仕事の質の向上

モチベーションが高いと、仕事の質も向上します。自分の仕事に対する意欲が増し、創造的なアプローチや効率的な方法を模索することになります。

自信が得られること

自分の仕事の質が上がることで、自信を持つことができ、より良い成果を生み出す好循環が生まれます。達成感は、心の健康にも影響し、トラブルに直面した際の回復力を高めます。

まとめ

モチベーションは行動する際のやる気のことで、外的要因によって向上することも低下することもあります。また、自分自身の興味や関心によって変化することもあります。研究によってその要因は解明されてきているため、論理的に理解して自身のモチベーション維持に役立てることができるかもしれません。

モチベーションが上がることで、取り組むことへの質や量、自身のメンタルへの影響は計り知れません。モチベーションとうまく付き合って今後の活動に役立ててみてはいかがでしょうか?