個人事業主におすすめのクレジットカードはどのようなものがあるのかお悩みではないでしょうか。
カードごとに、年会費が安かったり、ポイント還元率が高かったりなどさまざまな特徴があって迷ってしまいます。
そこで本記事では、個人事業主におすすめのクレジットカードをニーズ別に紹介します。
自分の希望のニーズにあわせて、最適なカードを選んでください。
さらに、個人事業主としてクレジットカードを持つメリットやデメリットに加えて、カードの審査についても細かく説明していますので、参考にしてください。
【ニーズ別】個人事業主におすすめのクレジットカード
個人事業主におすすめのクレジットカードを、以下のニーズ別にまとめました。
- 年会費が安くて作りやすいカードがほしい
- ポイント還元率が高いカードがほしい
- ビジネスに使える特典が豊富なカードがほしい
- ステータスの高いカードが欲しい
自分にとって優先度が高いニーズを把握して、最も合ったカードを選んでください。
年会費が安くて作りやすいカードがほしい
年会費が安くて作りやすいおすすめのクレジットカードは以下のとおりです。
それぞれのクレジットカードの特徴を詳しく紹介します
三井住友カード ビジネスオーナーズ:登記簿謄本や決算書などの書類提出が不要
三井住友カードビジネスオーナーズは、登記簿謄本や決算書などの書類提出が不要で、開業したての個人事業主でも作りやすい年会費無料のクレジットカードです。
また、一般カードにもかかわらず、利用限度額が最大500万円と大きい点も個人事業主にとってメリットといえます。
さらに、海外旅行保険が最高2,000万円ついており、海外出張をする機会がある方でも安心です。
そういった機会がなければ、付帯保険を個人賠償責任保険や携行品損害保険などに変更できるので非常に柔軟なクレジットカードといえます。
基本のポイント還元率は0.5%とあまり高くないものの、対象の三井住友カードを別途持っていれば、Amazon・ANA・JAL・ETCへの支払いに利用するとポイント還元率が3倍の1.5%になります。
開業したてで信用も資金もあまりない個人事業主にぴったりの1枚でしょう。
\書類提出が一切不要/
NTTファイナンス Bizカード for owners:年会費が無料なのにポイント還元率1%
NTTファイナンス Bizカード for ownersは年会費が永年無料にもかかわらず、ポイント還元率が1%と高い点が特長です。
さらに、付帯保険も充実しており、海外・国内旅行保険に最高2,000万円の保障がついているだけでなく、海外でのショッピング保険も年間100万円あります。
また、Web明細の編集機能が利用でき、用途によってWeb明細を分割して作成・編集したり、PDFやCSVなどでダウンロードしたりできます。
間違ってプライベートの支払いに使ってしまったときや、事業ごとに経費を把握したいときなどに便利です。
NTTファイナンス Bizカード for ownersは、年会費やポイント還元率、付帯保険など全体的に高いスペックの個人事業主向けクレジットカードといえます。
\年会費無料でポイント還元率1%/
ポイント還元率が高いカードがほしい
ポイント還元率が高いクレジットカードがほしい方におすすめのカードは、以下のとおりです。
カード名 | Airカード | 楽天ビジネスカード | JCB CARD Biz |
---|---|---|---|
年会費 ※税込 | 5,500円 | 2,200円 ※楽天プレミアムカードの年会費11,000円が別途かかる | 1,375円 ※初年度無料 |
ポイント還元率 | 1.5% | 1%~3% | 0.5%~10% |
利用限度額 | 最大500万円 | 最大300万円 | 最大100万円 |
国際ブランド | JCB | Visa | JCB |
申込条件 | 18歳以上の法人または個人事業主 | ・20歳以上で安定した収入の法人代表者および個人事業主 ・楽天プレミアムカードを発行している | 18歳以上の法人代表者または個人事業主 ※フリーランス・副業の方含む |
発行スピード | 約3週間 | 約2週間 | 約1週間 ※デジタルカードは最短5分 |
付帯保険 | 海外ショッピング:年間100万円 | なし | 海外・国内旅行:最高3,000万円 海外ショッピング:年間100万円 |
ETCカード | あり | あり | あり |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
それぞれのカードの特徴をわかりやすく説明します。
Airカード:ポイント還元率が1.5%と最高クラス
Airカードは、ポイント還元率が驚異の1.5%と非常に高いです。
個人事業主向けのクレジットカードのポイント還元率は0.5%ほどが目安であるため、Airカードは3倍もお得になります。
さらに、じゃらんやホットペッパーグルメなどのリクルートのサービスで利用するとより多くのポイントをもらえます。
Airカードなら多くのポイントをもらえる分、経費の削減が可能です。
資金に不安がある個人事業主におすすめの1枚といえます。
\ポイント還元率が1.5%と最高クラス/
楽天ビジネスカード:楽天市場での買い物がポイント3倍
楽天ビジネスカードは、楽天市場での買い物に利用するとポイントが最大3倍になるクレジットカードです。
さらに、基本のポイント還元率も1%と高めとなっています。
また、ビジネスに便利なサービスで優待を受けられる「Visaビジネスオファー」も利用可能です。
例えば、Google WorkspaceやZoomなどの有料プランを割引価格で使えます。
ただし、楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードの付帯カードという扱いで、楽天プレミアムカードを発行する必要があるので注意してください。
そのため楽天プレミアムカードの年会費11,000円(税込)に加えて、楽天ビジネスカードの年会費2,200円(税込)がかかります。
とはいえ、基本のポイント還元率はもちろん、楽天市場での買い物は非常にお得になるので、楽天市場で商品の仕入れや事務用品の購入などをする方なら楽天ビジネスカード一択でしょう。
\楽天市場での利用でポイント最大3倍/
JCB CARD Biz:Amazonやビックカメラなどの身近なお店でポイント最大20倍
JCB CARD Bizは、Amazonやビックカメラなどの優待店でポイント還元率が最大20倍になるのが特徴です。
事業用の備品をAmazonやビックカメラなどで買う人にとっては、非常にお得といえます。
他にも、セブンイレブンやローソンなどのコンビニやスターバックス、ココカラファインやマツモトキヨシなどの薬局といった、身近なお店が多く優待店となっています。
年会費は初年度無料で、2年目以降も1,375円(税込)と決して高くありません。
対象の優待店でよく買い物する方であれば、JCB CARD Bizは非常におすすめです。
\優待店での利用でポイント最大20倍/
ビジネスに使える特典が豊富なカードがほしい
ビジネスに使える特典が豊富なカードがほしい方におすすめのクレジットカードは以下の通りです。
カード名 | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード | freee MasterCard | セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード |
---|---|---|---|
年会費 ※税込 | 13,200円 ※月会費1,100円 | 永年無料 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5% | ー | 0.5% |
利用限度額 | 一律の制限なし ※申込み者にあわせて設定 | 最大500万円 | 一律の制限なし ※申込み者にあわせて設定 |
国際ブランド | American Express | Mastercard | American Express |
申込条件 | 20歳以上の法人代表者または個人事業主 | 法人の代表者または個人事業主 | 個人事業主またはフリーランス、経営者 ※高校生除く |
発行スピード | 約5週間 | 最短3営業日 | 最短3営業日 |
付帯保険 | 海外・国内旅行:最高5,000万円 ショッピング:年間500万円 | なし | なし |
ETCカード | あり | あり | あり |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
それぞれのカードの特徴をわかりやすく説明します。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード:出張時に使える特典が豊富
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードは、国内や海外への出張時に使える特典が豊富なクレジットカードです。
例えば、海外・国内旅行保険が最高5,000万円と手厚いうえ、国内外29空港のラウンジが同伴者1名も含めて無料になります。
他にも、空港周辺のパーキングを低価格で利用できたり、全国750ヵ所以上のシェアオフィスやコワーキングスペースを予約なしで使える「OFFICE PASS」というサービスを最大10%オフで利用できたりするのです。
ビジネスの出張の機会が多い方であれば、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードが適しています。
\出張時に使える特典が豊富/
freee MasterCard:freee会計やAdobeをお得に使える
freee MasterCardは、freee会計やAdobeなどのビジネスに便利なサービスで優待を受けられるクレジットカードです。
具体的には、freee会計に対して2,000円オフクーポンがもらえたり、Adobe Creative Cloudコンプリートプラン(個人版)を初年度15%オフで使えたりします。
他にも、洋服の青山でのクーポン券や弁護士・税理士・社労士への初回無料相談などがあります。
これだけさまざまな特典があるにもかかわらず、年会費は永年無料と非常にお得です。
なお、ポイントは貯まらないので注意してください。
対象の優待サービスを使っている人なら、freee MasterCardがおすすめです。
\ビジネスに便利なサービスで割引多数/
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード:ビジネスで役立つサービスでの利用でポイント4倍
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、ビジネスで役立つサービスで利用するとポイント還元率が4倍になる年会費無料のクレジットカードです。
対象のサービスは、クラウドワークスやマネーフォワードクラウド、お名前ドットコムやX serverなどさまざまあります。
また、貯まるポイントは永久不滅ポイントといい、ポイントの有効期限がないのも特長です。
ポイントの使い忘れによる失効を防ぐことができます。
さらに、カード会員限定で「セゾンビジネスサポートローン」が使え、最大950万円の融資を2.8%〜の金利で受けることが可能です。
対象のサービスを使っている方はもちろん、急な資金調達をできる状態にしておきたい方にもおすすめできるカードです。
\ビジネスに便利なサービスでポイント4倍/
ステータスの高いカードが欲しい
ステータスの高いカードが欲しい方におすすめの個人事業主向けクレジットカードは以下の通りです。
カード名 | ラグジュアリーカード Mastercard® Black Card™ | セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | ダイナースクラブ ビジネスカード |
---|---|---|---|
年会費 ※税込 | 110,000円 | 22,000円 ※初年度無料 | 27,500円 ※初年度無料 |
ポイント還元率 | 1.25% | 0.5% | 1% |
利用限度額 | 一律の制限なし ※申込み者にあわせて設定 | 一律の制限なし ※申込み者にあわせて設定 | 一律の制限なし ※申込み者にあわせて設定 |
国際ブランド | Mastercard | American Express | Diners Club |
申込条件 | 20歳以上 ※学生除く | 安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な個人事業主・経営者 ※学生、未成年除く | 27歳以上の法人代表者や役員、個人事業主 |
発行スピード | 最短5営業日 | 最短3営業日 | 約1週間 |
付帯保険 | 海外・国内旅行:最高1億2,000万円 ショッピング:年間最大300万円 | 海外旅行:最高1億円 国内旅行:最高5,000万円 ショッピング:年間最大300万円 | 海外・国内旅行:最高1億円 ショッピング:年間500万円 ゴルファー:最高1億円 |
ETCカード | あり | あり | あり |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
それぞれのカードの特徴をわかりやすく説明します。
ラグジュアリーカード Mastercard® Black Card™:レストランまでハイヤー送迎してくれる
ラグジュアリーカード Mastercard® Black Card™は、その名のとおり非常に贅沢なサービスを取りそろえている高ステータスなクレジットカードです。
24時間365日のコンシェルジュや148ヵ国・600都市以上の空港ラウンジの無料利用などに加えて、対象のレストランまでハイヤーで片道を無料送迎してくれるサービスまであります。
さらに、ポイント還元率が1.25%と、一般的なクレジットカードよりも高いという魅力もあります。
贅沢なサービスを受けたい方は、ラグジュアリーカード Mastercard® Black Card™を選ぶとよいでしょう。
\対象レストランへ無料で片道送迎/
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード:年会費が割安
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、カード会社の招待なしで作れる最高ランクのプラチナカードであるにもかかわらず、年会費は22,000円と割安です。
特典も豊富で、海外旅行保険は最大1億円まで保障されるうえ、会員専用のコンシェルジュや世界1,500ヵ所以上で空港ラウンジや空港サービスが使えるプライオリティパスなどを無料で利用できます。
年会費を抑えつつ、ステータスが高いカードならではの特典を受けたい方は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードがぴったりです。
\年会費が割安/
ダイナースクラブ ビジネスカード:利用限度額の上限がない
ダイナースクラブ ビジネスカードは、世界中でステータス性が高いといわれるダイナースクラブのビジネスカードです。
国内外1,300ヶ所以上の空港ラウンジが無料で利用できるサービスや、最高1億円の海外・国内旅行保険、レストランやゴルフ場施設の優待サービスなど豊富な特典がついています。
また、利用限度額の制限がないため、高額な買い物をする人にとって非常に便利です。
クレジットカードを出したときに一目置かれたいなら、ダイナースクラブ ビジネスカードはおすすめできます。
\世界中で高ステータスと認められている/
個人事業主がクレジットカードを持つメリット
そもそも個人事業主がクレジットカードを持つメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
個人事業主がクレジットカードを持つメリットは、主に以下のとおりです。
- プライベートと事業の支払いを区別できる
- ビジネスに特化した優待サービスが使える場合がある
- ポイントを貯めて経費削減ができる
- 利用限度額が高め
それぞれ詳しく説明します。
プライベートと事業の支払いを区別できる
個人事業主が事業用のクレジットカードを持っていれば、プライベートと事業の支払いを区別でき、経費精算が楽になります。
もしプライベートと事業の支払いを1枚のカードで済ませてしまうと、後日、どの支出が経費かプライベートか判別しなければいけなくなり非常に手間です。
また、事業用のクレジットカードを会計ソフトに登録しておけば、取引の度に自動でソフトに記録して仕訳まで済ませることもできます。
事業用のクレジットカードを持つことで、簡単にプライベートと事業の支払いを区別できます。
ビジネスに特化した優待サービスが使える場合がある
事業用のクレジットカードのなかには、さまざまなビジネスに特化した付帯サービスがあります。例えば、以下のようなものが挙げられます。
- ビジネスに便利なサービスの支払いに使うとポイント還元率アップ
- クラウド会計ソフトが優待価格で使える
- カード会員限定の融資を申し込める
事業で特によく使うサービスがあれば、それに対してお得になるカードを選ぶとよいでしょう。
ポイントを貯めて経費削減ができる
クレジットカードの大きなメリットは、支払い額に応じてポイントが貯まることです。
例えば、ポイント還元率1%の場合、10,000円の支払いをしたら100ポイント貯まるため、実質9,900円で買い物したのと同じです。
事業用の支払いにもクレジットカードを使えば、ポイント分が実質的に安くなり、経費の削減につながります。
利用限度額が高め
個人事業主向けのクレジットカードは、個人用のクレジットカードに比べて利用限度額が高い傾向にあります。
多額の仕入れをする事業をしている個人事業主であれば、利用限度が大きいクレジットカードを選ぶとよりよいでしょう。
個人事業主がクレジットカードを持つデメリット
では個人事業主がクレジットカードを持つデメリットはあるのでしょうか。
個人事業主がクレジットカードを持つ主なデメリットは以下の3つです。
- 年会費がかかる場合がある
- 審査が厳しい
- ポイント還元率が低め
それぞれのデメリットについてわかりやすく説明します。
年会費がかかる場合がある
個人事業主向けのクレジットカードは、年会費が多少かかってしまうカードが多い傾向にあります。
年会費は経費にできるものの、コストであることは変わりありません。
少しでもコストを減らしたい個人事業主は、本記事で紹介している年会費が安いクレジットカードから選ぶとよいでしょう。
審査が厳しめ
個人事業主向けのクレジットカードは、個人用のクレジットカードに比べて審査が厳しい傾向にあります。
個人用のカードより利用限度額も基本的に大きいので、クレジットカード会社側は申込み者に返済能力が十分にあるか慎重に審査するからです。
事業の売上が少なかったり、申込み者の信用情報に問題があったりすると、審査に落ちてしまう可能性が高くなります。
ポイント還元率が低め
個人事業主向けのクレジットカードは、個人用のカードに比べてポイント還元率が低い傾向にあります。
個人用のカードのポイント還元率は少なくとも1%が目安ですが、個人事業主向けのカードは0.5%が目安となります。
とはいえ、個人事業主向けでも高いポイント還元率を誇るカードがあるのも事実です。
ポイント還元率が高いカードは本記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
個人事業主のクレジットカードにおける審査のポイント
クレジットカードを作ろうと思っても、審査に通らなければ作れません。
個人事業主向けのクレジットカードにおける審査のポイントは以下のとおりです。
- 本人の信用情報
- 個人事業主としての実績
- 開業届を出しているかどうか
- 固定電話があるかどうか
- ホームページがあるかどうか
申し込み前に確認するとともに、もし審査に落ちたら、上記に不備がないか確認しましょう。
本人の信用情報
申込み者本人の信用情報は、個人事業主であっても審査において重要なポイントです。
信用情報とは、クレジットカードやカードローンなどの信用取引の利用履歴のことを指します。
信用情報は信用情報機関というところに保管されており、クレジットカード会社は審査の際に必ず確認します。
もし信用情報に問題があると、審査にはまず通りません。
例えば、過去にクレジットカードやカードローンの支払いを延滞したり、未払いのままだったりする場合です。
また、携帯料金の分割払いを延滞してしまった場合も同様に、信用情報に問題が発生します。
信用情報の登録期間は、最大5年ほどです。
もし信用情報に問題がある場合は、しばらくクレジットカードは申し込まないようにしましょう。
問題があるかわからなくて不安な方は、インターネットで信用情報機関に開示請求が可能です。
念のため申し込み前に確認しておくのもよいでしょう。
個人事業主としての実績
個人事業主としての実績があるほど、個人事業主向けのクレジットカードの審査は通りやすいです。
具体的には、個人事業主としての営業期間やどのくらいの収益を安定的に上げているかなどがポイントです。
長い間、安定して収益をあげていれば、それだけ返済能力があると判断され、審査にプラスに働きます。
クレジットカードによっては、実績を確認するために確定申告書の写しの提出を求められる場合があります。
開業したてだと、まだ実績が伴っていないと判断されて審査に落ちてしまうかもしれません。
もし落ちたら、しばらく営業してから再申し込みしてみるとよいでしょう。
開業届を出しているかどうか
個人事業主向けのクレジットカードに申し込むなら、開業届を出しておいたほうがよいです。
開業届があれば、公的に個人事業主として活動していることが証明できるため、クレジットカード会社の信用を得られ、審査に対してポジティブに働きます。
固定電話があるかどうか
個人事業主向けのクレジットカードを作る際は、固定電話があったほうが審査に通りやすい傾向にあります。
そのほうが所在が明らかになるため、クレジットカード会社からの信用を得られるからです。
もちろん固定電話は必須ではないのですが、審査通過の確実さを求めるなら設置を検討してみてください。
ホームページがあるかどうか
個人事業主であっても、ホームページがあったほうがクレジットカードの審査に通りやすいです。
そのほうが本当にその事業を行っていることを証明できるため、クレジットカード会社から信用されやすくなります。
ホームページを用意したら、事業概要やアクセスマップ、事業内容などのページを作り、実態が詳しくわかるようにしましょう。
個人事業主におすすめのクレジットカードに関してよくある質問
個人事業主におすすめのクレジットカードに関してよくある質問をまとめました。
開業して間もない個人事業主でも事業用のカードは作れますか?
カードによっては、開業したばかりの個人事業主でも審査に通る可能性はあるので作成できます。
ただし、ゴールドカードやプラチナカードなどの上位カードやラグジュアリーカードなどのステータスカードなどは審査が厳しくなるので、作るのは難しいかもしれません。
個人カードで事業用の決済をするとまずいですか?
個人カードで事業用の決済をしても問題はありませんが、事務作業の手間が増えるのでやめておきましょう。
後日、個人カードの明細から事業用の支払いを見つけて、経費として計上しなければいけなくなります。
個人用の銀行口座しかなくても個人事業主用のクレジットカードは作れますか?
個人用の銀行口座しかなくても、基本的に個人事業主用のクレジットカードは作れます。
とはいえ、1つの銀行口座をプライベート用と事業用に使うと、支出の管理が煩雑になるのでおすすめはしません。
まとめ
今回は、個人事業主におすすめのクレジットカードを紹介をしました。
個人事業主がクレジットカードを持っていると、経理業務の効率化や経費削減などさまざまなメリットがあります。
他にも、利用限度額が高めだったり、ビジネスに使える優待があったりするため、事業を有利に進められるようになります。
ぜひ本記事で紹介したカードから自分に合ったものを見つけて、より快適に事業に取り組めるようにしてください。